ワイズパーソナルジムの義田大峰です。

一機発心して頑張ってジムに通い、筋トレをしているのに中々筋肉が付かない
もしくは、見た目が変わらないと悩まれてはいませんか?

筋肉を効率良く発達させるためには適切なトレーニングの実施と適切な栄養摂取が大切です。
栄養摂取をより効率良くするために生み出されたのがサプリメント(栄養補助食品)です。

今回は筋トレ効果を最大限に発揮するために必要な栄養素やサプリメントの基礎知識について説明します。
是非、この内容を実施して効率よく理想的な身体を作っていきましょう!

左は19歳の頃、右は現在28歳の頃です。 現在は増量期間で腹筋が消えていますが、それでも10年前より明らかに良いです(笑)

筋肉が成長する仕組みについて→必要な栄養素について→実際の摂取の仕方
の流れで説明していきます。

筋肉が成長する仕組みについて

とりあえず、バーベルやダンベル、マシンを使って筋肉を刺激すれば発達しそうなイメージがあります。
しかし、筋肉の成長するメカニズムに沿った方法を実施しないと効率よく筋肉は発達しません
ですので、筋肉はどのようにして成長しているのかを理解する必要があります。
メカニズムを理解することで、具体的にトレーニングや食事で何を管理すれば良いのか分かります。

筋肉は環境に適応して発達する!

筋肉の成長を一言で表すと「ストレスに対する適応反応」と言えます。
仕事のストレスや、人間関係のすれ違いによるストレスとは違うストレスになります 笑
トレーニングにおいては、バーベルやダンベル、マシンなどによる負荷や、運動による疲労感なども身体にとってのストレスになります。
次回から、その負荷(=物理的なストレス)や疲労感(=化学的なストレス)を与えられても身体は大丈夫なように、筋繊維が太くなったり疲労の回復速度などが向上したりします
また、筋肉の適応反応を起こすためには「今までに感じたことの無い負荷(=過負荷の原則)」を与える必要があります。

栄養摂取の必要性について

筋肉が成長するためには、筋肉に必要な材料が十分に足りていて、その材料が活用されやすい状態である必要があります
要は「必要な栄養素が十分に供給された体内環境」が整っていないとスムースに筋肉が発達しにくくなります。
トレーニングをされている方の多くはトレーニングメニューを重視されていますが、トレーニング内容以上に栄養補給が大切です。
ですので、私のお客様には「身体作りは運動3割、食事7割の割合です!」と説明しています。

筋肉の成長のために優先的に摂取したい栄養素について

第一に摂取したい栄養素は、筋肉の材料になる「タンパク質」です。
同様に大切な栄養素は「ビタミンとミネラル」になります。
身体の代謝や「タンパク質」を効率良く活用するためには、「酵素」が多く必要となります。
酵素はタンパク質+ビタミン+ミネラルによって体内で精製されます。
次に大切なのは「脂質」になります。
筋肉の成長を促す「成長ホルモン」は「脂質」が材料になります。
また、トレーニング後に「糖質」を摂取することで膵臓から「インスリン」が分泌されて、筋肉の成長を爆発的に促進します。
それでは、各栄養素の役割と摂取方法を説明します。

タンパク質の摂取が一番重要!


筋肉の材料はタンパク質になります。
タンパク質は肉、魚、卵、大豆などに多く含まれており、トレーニング実施者は体重×2.0-3.0gを目安に摂取しましょう。
例えば、体重70kgの方の場合は140-210g/日になります。
タンパク質の消化吸収効率を考えると、1食30-40gを1日に5食程度に分けて摂取することをおススメします。
具体的にどの食材からどれくらいタンパク質が摂取できるかというと、
肉や魚100gあたり=約20gのタンパク質が摂取できます。
肉はトランプケース1つ分が約100gになり、鮭の切り身1つで約60gになります。
卵1つ=約6gのタンパク質が摂取できます。
納豆1パック(四角)=約8gのタンパク質が摂取できます。

実際のタンパク質の摂取方法

しかし、食材から一日に必要なタンパク質を摂取するのは、非常に手間やコストがかかります
販売されているプロテインは1回分で約20gのタンパク質を摂取できます。
また、肉や卵などと違い脂質がほぼ0のため、余分なカロリーを摂取することもありませんのでダイエットにも最適です。
筋肉を付けるおススメのプロテインはホエイプロテインになります。
ホエイは牛乳の乳清(上澄みの透明な液体)から生成され、必須アミノ酸であるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)を多く含み、それらのアミノ酸は筋肉の増加に役立ちます。
特に、ロイシンは筋肉の合成を促す重要なアミノ酸と言われています。
プロテインとは別に、トレーニング中や後にEAA(必須アミノ酸の全てを含む)を摂ることもおススメします。

普段の食事では、肉や魚、卵、大豆などのおかずをしっかりと摂取することを心掛けましょう。
そして、トレーニング前、中、後や寝る前にプロテインを摂取することで、1日に必要なタンパク質を簡単に摂取できます。

筆者おススメのプロテインとEAA

プロテインは「WPC」→「WPI」→「WPH]とだんだん粒子が細かくなってきます。

海外輸入品ですが、一般的に高価格なEAAが大容量で安く手に入ります。

ビタミンとミネラルも重要な栄養素


摂取したタンパク質を有効に活用するためには「酵素」が多く必要になります。
酵素は身体のあらゆる生体反応(生体活動、消化→吸収→運搬、代謝など)に関わる重要な物質です。
酵素はタンパク質とビタミン、ミネラルによって成り立ちます。
不足することで、体調不良を招くことがあります。
例としては、ビタミンCが不足すると免疫力が低下したり、粘膜が荒れて口内炎になったりします。
ビタミンやミネラルは、緑黄色野菜(ほうれん草やブロッコリー、にんじんなど)、淡色野菜(レタス、キャベツなど)、果物(キウイフルーツ、パイナップルなど)、根菜類(ごぼうやレンコンなど)、海藻類(わかめや昆布など)などに含まれていますのでバランス良く摂取したいところです。
しかし、満遍なく摂取するのは難しいため、マルチビタミンミネラルなどまとめてビタミン、ミネラルが摂取できるサプリメントも併せて摂取するのもおススメです。
ですので、食事では副菜にサラダや根菜類、汁物にわかめなどの海藻類、デザートに果物などを摂取して、朝食や寝る前などにマルチビタミンミネラルなどのサプリメントを摂取するのがおススメです。

筆者おススメのマルチビタミンミネラル

メガワンのマルチビタミンミネラルは海外メーカーですが、ビタミンミネラルの含有量が多く安くメガビタミンの実施におススメです。

良質な脂質を摂取して成長ホルモンを促そう

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脂質の役割は3つあります。
1.細胞膜の材料になる
2.ホルモンの材料になる
3.エネルギーになる

脂質を過剰に摂取してしまえば、体脂肪を増加させてしまうかもしれませんが、適量の脂質を摂取しないと成長ホルモンの分泌が弱くなり、筋肉が成長しにくくなります。
体重×1g程度の脂質であれば、肥満のリスクなく筋肉の成長にプラスに働きかけます。
また、脂質には種類があり各脂質をバランスよく摂取することが大切です。

例えば、肉や卵、乳製品(チーズ)などの動物性脂質は飽和脂肪酸が多く含まれています。
それ以外の脂質の不飽和脂肪酸は、アボカドやアーモンド、オリーブオイルに多く含まれているオメガ9系脂肪酸。
サラダ油、ごま油、加工食品に含まれているオメガ6系脂肪酸。
魚や亜麻仁油、えごま油、クルミなどに多く含まれているオメガ3系脂肪酸などに分類されます。
オメガ3系脂質は空気、熱、光などで酸化しやすい脂質ですので、カプセルに入った魚油(DHA/EPA)サプリメントを活用すると良いでしょう。
昔は、動物性脂質である飽和脂肪酸が動脈硬化や悪玉コレステロール値上昇などの生活習慣病リスクを高めるとして言われてきましたが、最近ではFDA(米国食品医薬品庁)の発表ではこの脂質と過剰摂取傾向にあるオメガ6系脂肪酸やトランス脂肪酸(マーガリンやショートニングなど)をなるべく抑えて、オメガ3や9系脂肪酸を優先的に摂取するようにとのことです。
参考文献:農林水産省 FDAの脂肪酸表記に関する報告について

筆者おススメの脂質系サプリメント&食品

魚油(DHA/EPA)

身体に必要な脂質であり、脂肪を代謝しやすくなります。
青魚には水銀などの産業汚染物が食物連鎖により蓄積しやすいですが、南極で獲れた食物連鎖の底辺であるオキアミを使用しているため汚染物の心配はないです。
さらに、青魚よりも体内の吸収率が高いのが特徴です!

亜麻仁油

低価格でオメガ3系脂質を摂取するのに向いています。
低温圧搾ですので脂質が酸化している心配もありません。

熱、空気、光で酸化しやすい脂質ですので、摂取するときは生で、保管はしっかりとふたを閉めて暗所に保管しましょう!

糖質は筋トレの味方!糖質の摂取について

糖質は効率の良いエネルギー源です。
トレーニング前、中に摂取することで筋トレのパフォーマンスを向上させる効果を期待できます。
更に、糖質を摂取することで血中の糖(ブドウ糖)が増えて血糖値を上昇させます。
このタイミングで膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは、上昇した血糖値を下げようと糖を筋肉や肝臓、体脂肪に運ぼうとします。
またこのインスリンの働きとして、筋肉の合成を促す作用があります。
そして、トレーニング後は糖質を摂取しても体脂肪に蓄えられず、エネルギーを消耗した筋肉や肝臓に優先的に運ばれるので、太るリスクはかなり少なくなります。
ですので、トレーニング後の糖質摂取は筋トレ効果を高める秘訣になります。

トレーニング前中後のより詳しい栄養摂取に関しては「トレーニング効果を100%引き出す栄養補給の方法」を参照してみてください。

マルトデキストリン(粉飴)

安く糖質を摂取するのに向いています。
また、砂糖と違い果糖を含まないため、血糖値上昇や中性脂肪増加のリスクを低く抑えることができます。
トレーニング中やトレーニング後に摂取するとおススメです。

具体的な栄養摂取の方法について

普段の食事では、おかずから肉や魚、卵、大豆などからタンパク質を摂取して、副菜でサラダや根菜類を、汁物ではわかめなどの海藻類を、デザートは果物などからビタミンやミネラルの摂取を心掛けましょう。

タンパク質を摂取する際にある程度の脂質を含みますが、筋肉を増やす目的であればそれほど気にしなくても大丈夫です。
しかし、揚げ物など余分に脂質を含ませる調理法の食材は、余分な脂質を摂取するため避けた方が無難です。
また、良質な脂質をアボカドやナッツ類、ドレッシング代わりにオリーブオイルや亜麻仁油などを摂取すると良いでしょう。

不足するタンパク質やビタミンミネラル、良質な脂質は、朝や寝る前にプロテインやマルチビタミンミネラル、魚油(DHA/EPA)などのサプリメントを活用して補うようにするとベストです。

トレーニング前はバナナやおにぎりなどから糖質を摂取して、トレーニング中はスポーツドリンク(マルトデキストリン+EAA(必須アミノ酸)やBCAAが入っているとより良い)を飲みながらトレーニングを実施します。
トレーニング後はプロテインなどでタンパク質を摂取して、食事から糖質を摂取するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
私もトレーニングを日々実施していますが、始めた頃に思っていたよりも栄養の重要性やサプリメントの必要性をより感じています。
トレーニング内容も勿論大切ですが、栄養摂取を意識して改善するだけで、筋肉が成長するエッセンスを沢山秘めています。
是非この機会に、的確な栄養補給を実施して身体を効率よく変えていきましょう!

当ジムではダイエットだけでなく、機能解剖学に基づいたトレーニングとこのような栄養学に基づいた食事指導を行いますので筋肉も効率良く付けることができます。
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カッコ良くボディメイク、またはスポーツパフォーマンス向上のお手伝いが出来ればと思います!
この他にもトレーニングや食事に関する疑問質問がありましたら、是非一度私のジムの体験トレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。
より詳細な情報、身体の使い方について指導させて頂きます。
引き続き、身体作りに必要な情報を掲載致しますのでよろしくお願い致します!

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「超理論超実践派トレーナー」
義田 大峰 (職業:パーソナルトレーナー兼フィットネスジム経営)

科学的根拠に沿った「無駄な辛さやリバウンド無し!」のメソッドを掲げ、500人を超えるお客様をサポート。
自身もボディメイク、パワーリフティング、空手やキックボクシングの競技で活躍する。

ワイジング株式会社 代表取締役
ワイズパーソナルジム(西永福)代表
パワーフィットスタジオZERO(浜田山)代表

日本タイ古式マッサージ協会プロセラピスト認定資格
全世界空手道連盟新極真会初段 指導員経験あり
全中部フルコンタクト空手選手権大会一般上級の部 3位
東京都パワーリフティング協会理事
2022年東京都パワーリフティング83kg級優勝
2022年東京都ベンチプレス大会83㎏級優勝

自身が120kgから70kgに減量に成功したことや、柔道、空手、パワーリフティングなどの競技経験をきっかけにフィットネス業界に入る。

RIZAP(ライザップ)株式会社に入社。
その後独立し、ワイズパーソナルジムを設立し、パーソナルトレーナーとしてボディメイクやスポーツ選手に対して指導、セミナー主催、フィットネス事業とそのコンサルティングなどを行っている。

【ワイズパーソナルジム】
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