ワイズパーソナルジム代表の義田です。
冬は外気だけでなく、フィットネス業界も冷え込む季節ですが、お陰様で当ジムの会員数が増えてきて、長期的な目標に向かって頑張っているお客様の割合も多くなってきました。
夏と変わらず忙しい、自営業者には嬉しい状態ですので感謝しなければいけません。
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最近では、パーソナルトレーニングジムの運営以外にも法人向けのセミナーを実施しています。
例えば、秋といえばの健康推進期間ですので生活習慣改善セミナーや運動セミナー(グループレッスンなど)を実施しています。
今回は、機能解剖学の知識とトレーニングスキルをゴルフ指導に役立てようと、ゴルフ競技者向けのストレングスセミナーを実施しました。

ゴルフ競技者向けにストレングスセミナーを実施

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7月より月1回の頻度で株式会社ゴルフパフォーマンス(千葉店)にて飛距離向上のためのストレングス※セミナーを実施しています。
※ストレングスとは英語で「強さ、力」を意味します。パワー向上の為のトレーニングを指すことが多いです。
指導内容としては、スイング動作を機能解剖学的な観点から分析、それぞれに必要な動作に必要な筋肉を鍛える、もしくは効率良く使えるためのトレーニングを指導しました。

競技力向上のためのストレングストレーニングとは

効率的に瞬発力を身につけて競技力を向上させよう!
身体を動かすのは筋肉(骨格筋)なので、単純に筋肉を鍛えることはパフォーマンス向上に繋がります。
ですが、それでは漠然とし過ぎているのでゴルフのスイングを機能解剖学と照らし合わせて動作に必要な筋肉を選定し、それに応じたトレーニング種目を選定しました。

大きな筋肉には大きなパワーを秘めている

スイングのヘッドスピードを高めて飛距離を出すためにはパワー(=筋出力)が必要です。
パワーを高めるために必要な以下の3つの条件(大まかに分類)があります。
1.動作に必要な筋肉の中から大きな部位から優先的に使うこと
→上半身で言えば、腕や肩だけでなく背中や胸の大きな筋肉を優先的に使うことで、動作に関わる筋肉の総体積(厳密には筋肉の断面積)が増えるのでパワーUPを期待できます。

2.それらの筋肉を鍛えて肥大させること
→筋肉を鍛えて肥大すれば、筋肉の断面積が大きくなるのでパワーUPを期待できます。

3.神経系を鍛えて瞬発力(瞬間で力を発揮する能力)を高めること
→神経に支配されている筋肉(=モーターユニット)を増やすことでパワーUPを期待できます。

これらの条件を満たすことでパワー向上を実現でき、ゴルフの技術に飛距離アップのエッセンスを追加することができます。
また、ミート率を高めるためにも体幹のブレをなくすことが大切です。
トレーニングによって体幹も強化でき、ミート率を高め、飛距離アップに相乗効果を与えることができます。

動作を機能解剖学的に分析する

ゴルフのスイング動作を機能解剖学的に分析してみます。
まず、スイング動作を簡略化して動作に関わる大きな筋肉をまとめます。

左肩関節の伸展(肩関節を支点に腕を後ろに引く動作)

左の広背筋(背中の筋肉)が重要になります。
スイングの技術として、肘関節はなるべく動かさずに肩関節支点に動作することが大切なのはこのためです。
肘関節を大きく動かすことでスイングのブレに繋がりますし、背中の筋肉が動員されず上腕三頭筋(二の腕)だけの動作になるのでパワーダウンに繋がります。
写真の色違いの部分が広背筋になります。
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右肩関節の内転と水平屈曲(肩関節を支点に腕を内側に寄せる動作)

右の大胸筋(胸の筋肉)が重要になります。
スイングの技術として、肘関節はなるべく動かさずに肩関節支点に動作することが大切なのはこのためです。
肘関節を大きく動かすことでスイングのブレに繋がりますし、胸の筋肉が動員されず上腕二頭筋(力こぶの部分)だけの動作になるのでパワーダウンに繋がります。
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体幹の回旋(上体を回転させる動作)

広背筋、脊柱起立筋群(回旋筋)、内腹斜筋、外腹斜筋など複数の筋肉が動員されて実現できる動作です。
また、左回旋なら上半身は左手で引く、右手で押す。下半身は左股関節の外旋、右股関節の内旋などの動作でも回旋運動に繋がりますので全身の筋肉をバランス良く鍛えることが大切です。

股関節の伸展(股関節を伸ばす動作)

大殿筋(お尻の筋肉)が重要になります。
スイングの技術として、股関節を主動に動作することが大切なのはこのためです。
膝関節を大きく動かすことでスイングのブレに繋がりますし、お尻の筋肉が動員されない動作になるのでパワーダウンに繋がります。
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実施したトレーニングの一部を紹介

実施したトレーニングと簡単な解説を付けて説明します。
先に、上記のようなゴルフ技術と機能解剖学や筋肉の話をして必要性を感じて頂いてからトレーニングを実施しました。

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ヒップヒンジという種目で、股関節主動の動きを体感できるトレーニングです。
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ヒップヒンジのように、お尻を後ろに引いた状態から股関節の動きを意識したスクワットです。
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タオルを使った肩関節か肘関節どちらかを支点にして動作をすることで発揮されるパワーの違いを体感できます。また、背中の筋肉の使い方の感覚を掴む練習にもなります。
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上半身のトレーニングと言えば腕立て伏せですが、手の位置と足首の使い方次第で全く効き方が違います!
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仕上げはプランクでお腹の筋肉を鍛えます。(個人的には高重量のスクワットやデットリフトがおススメですが、自宅で実施可能なトレーニング内容です)

まとめ

簡単な活動報告になりますが、このような形でゴルフ競技者向けのストレングスセミナーを実施しています。
競技の技術練習は勿論大切ですが、身体を動かすことができる筋肉の効率の良い使い方を覚える、鍛えることも本質的に大切なことです。
より競技力を高めたい!という方は是非、ストレングス強化のためにトレーニングを実施していきましょう。
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「超理論超実践派トレーナー」
義田 大峰 (職業:パーソナルトレーナー兼フィットネスジム経営)

科学的根拠に沿った「無駄な辛さやリバウンド無し!」のメソッドを掲げ、500人を超えるお客様をサポート。
自身もボディメイク、パワーリフティング、空手やキックボクシングの競技で活躍する。

ワイジング株式会社 代表取締役
ワイズパーソナルジム(西永福)代表
パワーフィットスタジオZERO(浜田山)代表

日本タイ古式マッサージ協会プロセラピスト認定資格
全世界空手道連盟新極真会初段 指導員経験あり
全中部フルコンタクト空手選手権大会一般上級の部 3位
東京都パワーリフティング協会理事
2022年東京都パワーリフティング83kg級優勝
2022年東京都ベンチプレス大会83㎏級優勝

自身が120kgから70kgに減量に成功したことや、柔道、空手、パワーリフティングなどの競技経験をきっかけにフィットネス業界に入る。

RIZAP(ライザップ)株式会社に入社。
その後独立し、ワイズパーソナルジムを設立し、パーソナルトレーナーとしてボディメイクやスポーツ選手に対して指導、セミナー主催、フィットネス事業とそのコンサルティングなどを行っている。

【ワイズパーソナルジム】
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